長倉けんの絵・はじめに
飛騨照見窯の器とは別に
ここでは、長倉の描く「絵」と「字」を、ご紹介したいと思います
先ずはその経緯から、お話しますね
長倉の本業は、器作りですが
元々、子供の頃から絵を描くことが好きでした
仕事柄、器の絵付けは、ずっとしてきましたが
紙に絵を描く事からは、長らく疎遠になっていたのです
2020年の春、コロナ禍で世の中がストップした際
暫く本業も休みになったのを機に
久しぶりに、紙に絵を描いてみました
もうそんな事もないだろうと、随分昔に道具も処分していたので、急遽一式買い揃えて
相変わらず ひどい出来だなあと思いながらも(笑)
夜が明けるまで、楽しく描いていました
やがて、世の中が少し落ち着きかけ、本業も再開するに合わせて
絵筆を取る事から、一時離れかけた事もありましたが
今でも、時間を作っては、コツコツと描いているのです
「禍は福のよる所、福は禍の伏す所」
老子の言葉です
福の中に禍が潜み、禍の中に福が潜むように、災いと幸せは順繰りに おとずれるもの
個人的にですが、これほどあの時代を言い表す言葉は なかったように思います
友人との会話の中で、勧められて始めた絵描きでしたが
コロナ禍がなければ、絵を描こうなんて、到底思わなかった事でしょう
正しく「禍は福の寄るところ」 です
そんな感じで、ここでは、長倉の描く、絵と文字をご紹介します
どうぞ、気軽にお付き合い頂けたら幸いです
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