長倉の「絵」

散る桜  残る桜も 散る桜

散る桜 残る桜も 散る桜  良寛

「散る桜 残る桜も 散る桜」
良寛 時世の句とよばれるものです (諸説あり)
世に名僧、数あれど
良寛という人は、一風独特の存在だったようで
宗祖、開祖でもなければ、中興の祖でもなく
時の為政者と関わる事もなければ
独自の教義を説いた形跡もなし
そもそも、寺すら持たなかった
にもかかわらず、誰もがその名を知る僧侶というのは
良寛さんの他には、いないようなんですね
何物にも とらわれなかった その生涯は
多くの逸話に彩られ、残した言葉は道標となり
直筆の書は、今なお多くの人の求めるところ
時代を越えて愛され続けた禅僧、大愚良寛
冒頭の句は
全ての生は、いずれ その役目を終える
という「無常」を表したものとされていますが
良寛さんの残したものは
時を経た今も、我々の心に残り
そして、語り継がれていく事でしょう
f4サイズ
画用紙  水彩画   筆ペン

 

長倉研の飛騨照見窯 ONLINE SHOP

準備中です