カラフル有平(ありひら)
カラフルシリーズの中の
「 カラフル 有平 (ありひら) 」のご紹介です。
有平スマートマグ
有平ポット
焼き物における有平 (ありひら)とは
簡単に言えば縞文様の事で、主に太めの縦ラインを指す事が多いと思います
まあ、かなりざっくりした言い方で恐縮なのですが(笑)
わかりやすく表すと、そうなるかと思います
元々は、着物の意匠のひとつで
古くはインド伝来の綿布に施された、色鮮やかな文様のひとつでした
この意匠を、大胆に焼き物にあしらったのが魯山人 (ろさんじん)
主に、大正から昭和のはじめに活躍した陶芸家なのですが
この方が有平という文様を、焼き物の世界に、見事に定着させたのではないかと思います
僕は長らくこの文様の事を「ありひら」と呼んできましたが
もしかしたらそれは、焼き物の世界での言い方なのかも知れませんね
もともとは「ありへい」と言うらしく
その語源は、南蛮渡来のお菓子「有平糖 (ありへいとう)」にあります
この有平糖が、カラフルな配色であった事から
それに倣って、カラフルな縞模様の事を、有平 (ありへい) と呼ぶようなったそうです
「ありへい」とはつまり、「カステラ」や「こんぺいとう」と同じく、ポルトガル語の日本訛りなのでしょうね
(ここでは、焼き物の世界にならって「ありひら」と呼ぶようにしますね)
有平珈琲カップ&ソーサー
故に「有平」とは元来カラフルなもの
とすれば「カラフル有平」などと、わざわざ名乗る必要はないのですが
ふと、まわりを見渡してみると、比較的シックな色合いのものはあっても
色鮮やかな「有平文」を、焼き物に施したものは、あまり見受けられないように思われて
それで僕はあえて呼び名を、「カラフル有平」として
「 カラフルシリーズ 」の中に、カテゴライズしてみたのです
有平コップ
色とりどりの縞模様を施したシリーズではありますが
大切なのは、使いやすさを意識した
形やサイズがあってこそ
色鮮やかさをお楽しみいただきつつ
使いやすさもまた、実感していただけたら
嬉しいです。
有平三角マグ
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