【 男心の限界か?。 二人展・備忘録 その1 (長文) 】

先日
と言っても、 すっかり お忘れの事とは思いますが
先の二人展で、僕が感じた出来事を
二つのストーリーにして、順にご紹介する旨を 申し上げましたが
これが、どうして、なかなか 苦戦の連続で
文才の無さ、ここに極まれり、といったところですが
ここへきて やっと、どうして苦戦してるのかが、わかったような 気がします
あ、勿論 、長倉の文章力の無さは、素直に認めた上での事ですが (笑)
それは 、おそらく
僕が男性だから
というのが、一番の理由なのかも知れません
女性の心の機微を、わかりやすく 簡潔な文章で表現するには
どうやら僕には、少々 ハードルが高かったようです
ま、ただ単に長倉が、 女心をわかっていないだけ
という話も、ございますが(笑)
それでも、今後の「何か」の為に
備忘録として、書き綴ってみようと思います
それは 会場での 何気ない1コマ
気にしなければ、特に なんてことのない
とても 小さな出来事だったのでしょう
でも 僕にとって それは
忘れられない瞬間でした
二人展の会期中には
本当に多くの方に 足を運んで頂きました
その中には、二人展の運営メンバー
すなわち、「書」の祥韻さんと、主催者さん
この お二人の、共通のご友人も、沢山詰めかけてくださって
会場は、ちょっとした 同窓会のような雰囲気にもなったのですが
その内のお一人が、“ある器”の購入をきめられた刹那
既に ”同じ器“をご購入の 別の方が、
嬉しそうに こう仰ったんです
「お揃いだね!」
それを聞いた方も、ぱっと明るく微笑んで
一瞬 その場の空気が変わったように
僕には思えたのです 、、、
書いてしまえば、それだけの事
その たった それだけの事が
僕には、とても新鮮で
衝撃的で
忘れられない出来事として
ずっと 僕の中にあるのです
それを、どう解釈すればいいのかが、わからず
文章にしてみようと試みたのですが
残念ながら 僕では力及ばず
今日に至った  という訳なんです
なんだそれ?
そう思われる方も、いらっしゃるかも 知れません
僕が勝手に、大袈裟に捉えているだけ、とも言えます
おそらく 当のお二人も、そんな事は すっかりお忘れでしょうし
そんな事は、ごくごく日常にある
何気ない  出来事だったのでしょう
でも、そんな 何気ないところにこそ
時には、大切なものが 潜んでいる
ほんの一瞬ですが、僕にはそれが感じられたからこそ
あの場面が、今も心にあるんだと思うのです
よく、人は感覚でものを買うといいます
だとすると、女性には 女性ならではの
男性の僕では、うまく捉えきれない感覚が
器を選ぶ時に、発動しているのかも知れませんね
これは心理学がどうの という話ではない
もしかしたら、当の女性もお気づきでない、心の機微なのかも知れません
器作りは、本当に奥が深いなと思います
日用の器を作るという事は
主婦(女性)の毎日を、サポートする事
陶器としての魅力や、使い勝手の良さだけではない
様々な要素がまざりあって
はじめて良い器となる
そこに技術や知識や経験だけでは汲み取れない
ましてや男性の僕では
うまく言葉にすら表現出来ない「何か」を
女性は感覚的に捉えている
おそらくは、そういう事なのでしょう
同じ器を選ばれた、女性二人の何気ない言葉のやり取りに
ほんの一瞬だけ、それが垣間見れた気がして
そのひとつを取っても
この二人展は、本当に意味があったなあと
僕は思うのです
【追伸】
画像は、二人展で器をご購入の方が、それぞれSNSにアップして頂いたもの
画像自体は、本文と関係はないのですが
本文のエピソードにある、ご購入の器も同タイプの器
計ずも、共通して「万能鉢」だったのですが
この二人展でも「万能鉢」は強かったです
主婦の要望から生まれたこの器も
もしかしたら、うまく言語化できない
「何か」をはらんでいるのかも 知れませんね