長倉の独り言

錦糸町 二人展備忘録・最終章

わかってます、今更なのは(笑)。そんな二人展 備忘録・最終章 (長文) 】

実は今回の投稿に至るまでに
僕は正味、六つの文章を潰しています
SNSに投稿する文としては、どれも悪くなかったと思いますし
さっさと アップして、次へ進んだ方が懸命なのも、わかってはいました
でも、どこかちょっと、言いたい事が、うまく言いきれてない気がして
書いては消してを、繰り返していたんですね
先の二人展の会場であった
とてもシンプルな出来事なのに
それを、わかりやすく、皆さんにお伝えしようとすると
とたんに、袋小路に迷いこんでしまう
そんな果てに、なんとか纏めてみたのが、今回の投稿
上手くお伝え出来ているかは、
正直わかりませんが
尽くせるベストは 尽くしてみた
そんな経緯で生まれた文書です↓
僕が展示会が好きな理由
それも、自分達で企画運営する展示会を 大切にする理由のひとつが
会場が、ちょっとした交流の場になってくれる
というのがあります
先の二人展でも、本当に沢山の方とお会いする事が出来ました
初めてましての方や
旧知の人との再会
運営メンバーから頂いた ご縁も、沢山ありましたし
SNSで繋がってる方と、リアルにお会いする機会を得たりと
様々な方とお会いした、
本当に 楽しい場になってくれたのですが
その中で、今までとはちょっと違う
僕にとっては、初めてのパターンの出会いがあったのです
それは、一言で言えばリピーターさんだったのですが
それまで お会いした事のあるタイプの
リピーターさんとは、一風かわっていたんですね
それは、僕の地元 (飛騨高山) のお店で
観光の際に、器をお買い上げ頂いて
その後、錦糸町(東京)での二人展をお知りになって
わざわざ、お越し頂いたというもの
個人的には、こういう形のリピーターさんは、初めてだったので
それだけで、十分嬉しかったのですが
不思議なのは、会期中 そんな方が 二人もいらっしゃった事
更に共通してたのが、お二人とも、
長倉の地元の、数ある中から 同じ店でお買い上げ頂いた事
そんな偶然が 不思議で、そんなご縁が嬉しくて
会話も とても盛り上がったのですが
僕が真にお伝えしたいのは、そこではなく
そして、これこそが
上手く言語化出来ず、苦心したところなんです
実は、お二人とも共通していた事が、もうひとつありまして
それは「笑顔」
会場でお会いした瞬間の、僕に向けられた笑顔が本当に素敵で
とても親しみが籠っていて
それ故、本当は「初めまして」だったのに
つい かけた言葉が
「以前、お会いしましたよね?」
だったんです
そんな事も、何故か不思議と共通していて
備忘録のトピックとしては、それで もう、十分過ぎる程なのですが
僕が大事にしたいと思ったのは
やっぱり、あの「笑顔」なんですね
うまく言えなくて、もどかしいのですが
あの笑顔は
日頃、お使い頂いてる器に対しての感情が
そのまま、作り手である僕に対して
自然、「笑顔」という形で向けられた、
素の感情だったのではないか
そう思えて ならないのです
きっと、お役にたって くれてたのでしょうね
それぞれのお家で、器達が。
そして、知らず知らずの内に
親近感すら、覚えて頂いてたのかも 知れません
その器に対する親近感が
僕と対面した瞬間の
あの印象的な「笑顔」にリンクした
そう思えてならないのです
以上、言葉にすれば、これだけの事
つらつらと饒舌に書いた割には、
うまく表現しきれて ないかも知れません
僕の文章力の限界といえば、限界なのですが
そんな折、僕が伝えたかった事を端的に表す、良い言葉に出会いました
誰の言葉かは失念しましたが
恐らく、あの時感じた 僕の思いは、
この一言に表現されると思います
「人間が幸せを感じることには、他人の幸福が関わっている」
もし、この「他人の幸福」のところに
僕の作った器が、そっと寄り添ってくれているとしたら
自然、作り手にとっても、それは 幸せの連鎖になる
その事を「言葉」ではなく
あの 印象的な「笑顔」で感じる事ができた
そんな 得難い出会いと経験があった
先の二人展だったのです
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※ 6月にまた、二人展を開催します
今度の場所は、表参道
会期は、6月28日(金)、29日(土)の二日間
詳細は また改めて、お知らせしますね
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※画像は、件のお二人が
二人展の際に お買い上げ頂いた器を、
早速、それぞれのSNSに上げて頂いたのを
お借りしたものです
長倉研の飛騨照見窯 ONLINE SHOP

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