【 4月に控えた二人展・長倉のアウトレット への思い 】

※この展示会は終了しました
ひさし振りに、まあまあ 長めの文章を書いてみました
4月に東京で開催予定の 二人展についての、長倉の思いです
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東京で二人展のお話を頂いた時
会場には、2つの候補がありました
当初は、どちらか ひとつに 良いご縁があれば 有難いな、と
実現すれば、東京開催は 久々の事ですし
そんな思いで、会場見学と 打ち合わせの為に 上京したのですが
実際に会場を拝見すると
それぞれが、それぞれの魅力があって
これはもう、2つとも開催しようと、全員一致で決まったのでした
ひとつは表参道で6月後半
そして、もうひとつが、4月上旬にせまった、錦糸町会場なのです
表参道は、二人展をするのには、勿体ない程の綺麗な会場
対する錦糸町会場は、これがまたユニークというか、これは建物自体がストーリーなんだろうな
そんな魅力をもったところでした
というのは、この錦糸町会場となる物件、元々は年代物のマンションで
今年の8月に解体が決まっている、そんな期限付きの ビルだったんです
その一室が、今回の展示会場となるのですが
壊すのが 前提だから、既に色んな人の手が入ってる
それこそ 窓は無いわ
床や壁や、そこかしこが 剥がしてあるわ (笑)
建物の外壁には、アーティストが絵を描いてるわ、で
勿論、全て ビルオーナーの了承を得ての事ですが
建物自体が、色んな人の表現の場になっている
場というより素材になってる
そんなビルが、錦糸町駅から 徒歩四分のところにあるんだから
そんな一種混沌とした場で、何かを出来る機会なんで
そうそう、滅多にあるもんじゃない!
取り壊しという運命を背負った 古風なマンションの
その最後の物語の一頁に
自分達も加わりたい
そう 思ったんですね
それで僕は
「アウトレット展」をする事にしました
循環だな
そう思ったからです
アウトレットって、それこそ在庫処分をはじめ、いろんな意味があるでしょうが
循環という意味も、あると思うんです
古いものを放って
また 新しいものを作りだす
その繰り返しが、作り手を成長させると思うんですよね
世の陶芸家のイメージのひとつ、叩き壊す という方法もあるのでしょうが(笑)
そんな人、滅多にいません(笑)
僕は、色んな人の声を、特に主婦の こんな器が あったらいいな を
可能な限り 形にしようとしてきたものですから
カオスのように 色んなものが積みあがってる(笑)
勿論、シンプルに売れなかったものや、少々不具合なものもありますが
その ほとんどが 試作品
数年前のアウトレット展で、かなりの数を世に放ったとはいえ
それから また、少しずつ増えてきてて
そろそろまた、アウトレットをしたいな
そんな矢先での、錦糸町会場との出会いでした
数年振りの東京開催の 一発目が、アウトレットってどうなんだろう?
そう思わないでも、ありませんでしたが
会場の建物と シンクロする意味でも
4月の錦糸町での二人展
長倉は、アウトレットに いたします
二人展のもう一人、祥韻さんは 書の方
自作の書の販売や
会期中、大筆 ( 大きな紙に、大きな筆で、大きな文字を書くやつですね )
のイベントもございます
そちらも、是非お楽しみに!
ところで、解体を夏に控えた 錦糸町のマンション
解体後は、新しいビルとして生まれ変わるそうです
元々が駅から徒歩圏内
電車からも 見える場所にあるのですが
車窓から、ふと 何あの建物?
そんな、錦糸町のランドマーク的な存在にしたい
そんな思いで、構想が進められている そうです
 (二人展の詳細は、下記  又は画像DMをご覧ください)
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【   二人展・書 祥韻。  陶 長倉けん  】
○会期4月 5日(金)~7日(日)
○時間 5日(金)、13時~19時
          6日(土)、10時~19時
          7日(日)、10時~12時
※ 7日(日)、11時~14時は 大筆体験イベント あり
○場所  ギャラリー203
東京都 墨田区錦糸 4-3-6 宮本マンション
錦糸町駅から徒歩四分
Googleマップはこちら↓
○ 会期中、作家在廊 予定
○ お支払いは、現金 又は各種キャッシュレスがございます。
詳しくは、お問い合わせください