アウトレット・出展リスト 第三弾(長文)】

※この展示会は終了しました
「口当たりの良い マグカップを作りたくて…」
焼き物を始めた位の頃でしょうか
何が切っ掛けだったかも、忘れましたが
ある時、ドイツ製の、陶器のビアジョッキの存在を、知ったんです
で、当時の僕は 、「ああ良いなあ!」
って、思ったんですね
(画像③ 参照)
パッと見、装飾に目が行きがちですが
そして、思わず「ゲッ」となりそうですが
そこは 一旦置いといて(笑)
注目して頂きたいのは、その形状
実はこれ、 とても飲みやすいのでは?
そう 思ったんですね
歴史で考えると、「ビールの歴史」が長い分
「ジョッキの歴史」も、日本よりヨーロッパの方がある訳で
その分 、当然 、形状も
利にかなった所が あるはず
それが特に、飲み口のところに現れている
そう 感じたんですね
簡単に説明すると
全体に下から上にかけて、徐々に細くなっているのですが
面白いのは、飲み口のところ
更に一段、テーパードが かかっている
これが、素晴らしいと思ったんですね
飲みやすそう!
そんな 飲みやすそうなもの、作らない手はない
そんな経緯で トライしたのが、始まりでした
独立する ちょっと前の頃ですから、15年以上は前の事でしょうか
なのですが!
これが、なかなか、うまく、いかなくて
長倉の技量不足は、素直に 認めますが
そもそも、この形状(飲み口)をしたジョッキを、日本で作る人が殆どいない
いらっしゃるには、いらっしゃるのですが、なかなかの少数派
オリジナルの、過剰な装飾を廃したとしても
この形状自体が、日本には、あまりマッチしないのかも 知れませんね
日本は古来より、舶来品を独自にアレンジした上で、自国に馴染ませる風土なので
この、「如何にも ヨーロッパ的」というか
何処か「バタ臭い」感じは
なかなか、受け入れづらいのかも、知れません
事実、違う形状をした、
「焼き物のジョッキ」は、沢山あるのですから
僕の力不足を差し引いても
なかなか 部が悪い、 チャレンジだったのかも 知れません
そんな、只中に作ったのが
今回ご紹介する カップなんです
ジョッキというより、マグカップですね
用途もサイズも 、マグカップにアレンジしてあります
勿論、ビールもいけると思います
オリジナルの持つ 飲みやすさ、使いやすさを
日本の家庭に、なんとか馴染ませたくて
あれこれ、考え、工夫して
未だ道の途中の、独逸由来の マグカップ
長らく 陽の目をみる事が、ありませんでしたが
これも良い機会と思い
アウトレットに 出展いたします
定価税込み  3,300円のところを、
アウトレット価格でご提供
さて、こうして お読み頂くと
まるで長倉、挑戦する事を 諦めたかのようにみえますが
諦めてません(笑)
今でも機会があれば、トライしてます
勿論、オリジナルの ドイツ製ジョッキの持ち味を、生かす形でです
有難い事に、最近は 少しずつではありますが
世に 受け入れられつつも、あります
まるで、牛の歩みのような挑戦ですが
今後も懲りる事なく
この試行錯誤は
続く事でしょう
(二人展の詳細は、下記をご覧ください)
               ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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       【   二人展、 書  祥韻・陶  長倉けん  】
 ◎ 飛騨高山で 日常普段使いの器作りを追及する「飛騨照見窯・長倉けん」
◎ 書いて表現する楽しさ、書の魅力を世界に拡げる「書家・祥韻」
初の二人展です
※「書家・祥韻」さんは、自作の書をモチーフにしたグッズ販売と。7日(日)には、大筆体験を 予定しております
○会期、4月 5日(金)~7日(日)
○時間 、 3日間とも開催時間が異なるので、お気をつけください↓
             5日(金)、13時~19時
             6日(土)、10時~19時
             7日(日)、10時~12時
※ 7日(日)、11時~14時は 祥韻さんの 大筆体験イベント あり
○場所 、 ギャラリー203
墨田区錦糸 4-3-6 宮本マンション
錦糸町駅から徒歩四分
Googleマップはこちら↓
※  会期中、作家在廊 予定
※ お支払いは現金 他、各種キャッシュレスがございます、
詳しくは、お問い合わせください
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                                (次回予告)
※今年の6月の28日、29日、
同じく祥韻さんとの二人展を、東京は表参道で開催予定
その際、長倉は 通常の日常食器を 出展予定です